- 2011-02-16 Wed
- CG / アート
NeoTextureEdit
http://neotextureedit.sourceforge.net/シームレスなテクスチャーを生成出来る、グラフベース(ノードベース)のプロジーシャルエディターの「NeoTextureEdit」。
NeoTextureEdit ver 0.6.2
執筆時のバージョン0.6.2についてレビューを書いておきます。
グラフベース(ノードベース)のため、マウス操作で簡単にテクスチャー素材を生成する事が出来るみたいで、今後のバージョンアップに期待したい。
グラフ(ノード)
パターングラフ(ノード)を追加して、他のグラフ(ノード)と接続し、そのネットワークを構築していく事でプロジーシャルな画像を生成していきます。
NeoTextureEditで組んだグラフ(ノード)のどの段階・階層でも、選択したグラフ(ノード)の状態をPNG画像として出力する事が可能の様です。
グラフ(ノード)の右側に小さく表示されるアルファベット1文字は、プレビュー画面に表示されるプリミティブへのマテリアルのアサイン情報です。
パターングラフ(ノード)
テクスチャー画像を定義するためのものがパターングラフ(ノード)です。
グラフ領域を右クリックすると表示されるコンテキストメニューより、“Pattern Bitmap”というパターングラフ(ノード)を追加する事で、用意したPNG画像を読み込むことも可能の様です。
グラフ(ノード)を右クリックする事でプリセットに登録する事もできます。
- Brick
- Cellular
- Constant Color
- Gradient
- Perlin Noise
- Tile
- Function
- Bitmap
フィルターグラフ(ノード)
フィルターグラフ(ノード)を追加して、様々な効果を適応する事ができます。
調整パラメータを編集する為のインターフェイスが画面右側に用意されています。
- Blend
- 2つのグラフ(ノード)を、加算・減算・乗算などから選んでによりブレンドするフィルター。
- Color Correct
- 明るさ、コントラスト、ガンマ、彩度の調整が可能なフィルター。
- Colorize
- 入力された輝度に色を載せる“カラーマッピング”するフィルター。(Photoshopのグラデーションマップ機能)
- Emboss
- エンボスフィルター。
- Mask
- 2つの入力を、もう1つ入力でマスク処理するフィルター。
- Normal Map
- 法線情報に変換するフィルター。
- Warp
- 入力されたテクスチャーのグレースケール情報に基づいて、UVコーディネイト座標を変形するフィルター。
- Illuminate
- カラーマップとノーマルマップを使ったPhongイルミネーションフィルター。
- Combine
- 4つの入力テクスチャーをまとめて、出力チャンネルのR・G・B・Aへ振り分けるフィルター。
- Transform
- UVコーディネイト座標を変形するフィルター。
プリセット
グラフ(ノード)として使えるプリセットが画面左側に用意されています。
グラフ(ノード)領域へドラッグする事で作成可能です。
プレビュー
画面下側には、OpenGLによるリアルタイムのプレビュー(平面・立方体・シリンダーの3タイプから選べるプリミティブ形状にマッピングされる)
オペレーション
マウスオペレーションについてはヘルプに掲載されている。
フォーマット
NeoTextureEditで組んだグラフ(ノード)ネットワークは、「Texture Graph Files(.tgr)」と呼んでいる独自のファイルフォーマットで保存できます。 (独自のファイルフォーマットと書いたが、有る程度は解読可能です。)
リンク
公式
- 1つ新しい記事: CEDECのデジタルライブラリー「CEDiL」
- 1つ古い記事: 世界各地の360度パノラマ写真を集めたサイト